しべ桜の興味津々

第二の故郷隈府町の、菊池氏一族をただいま
勉強中です

夏の菊池川上流に行ってみなっせ、涼しかよ~

♪貧しさに負けた~♪い~え暑さに~負けた~♪
そこで今日は涼しくなる風景をお届けいたします。

菊池川を鮎のようには遡ることが出来ないと書いたあの日に
行くはずだった滝に行って来ました。

菊池市重味滝にある産さん滝です。

滝の上流では家族連れが水遊びを楽しんでました。

でもしだいに流れが速くなり・・


大きな岩のあいだを勢い良く流れて行きます。
まるで水のジャグジー~♪ でも気をつけてくださいね。
この色は危険な水色なんですよ。そ、底が意外と深いんです。

そして流れはまたゆっくりとたゆたいます。
ピアニシモからフォルテシモそしてピアニシモと奏でられる水の流れ。

更に水の奏ではいよいよクライマックスへ・・

ひとしきり滝が奏でる音色に浸りました。
さて皆さま、気付きました?産さん滝ですよ、前回訪ねたのも・・

何と同じ名の滝と神社?しかも同じ伝説・・?

こちらには七体の座人像がちゃんと祀られています。
滝に身を投げたと言われる為朝の妻子、どちらが本物かなどの
無粋な推測はやめましょうね。
時代に翻弄された人達がたくさんいた事の証だということでしょう。

今は家族連れの憩いの場です。

気になっていた菊池渓谷まで足をのばしました。

途中まだ道路工事してました。
ここから先に行けないなんて、こんなに寂しいことはありません。
そばの橋から渓谷の一部を撮りましたのでどうぞ。

十数メートル高い橋からでも水の清い青さがわかりますね。
早く皆さまにこの美しい景観を体験して頂きたいです。


子供のころ、この冷たい水に足を何分つけていられるか、
姉と競い合ったのを思い出します。


では。



源為朝の妻子伝説が残る神社があった!

菊池市役所に行ってガイドブックを頂きましたよ。
菊池市史を読んで気になっていた神社が幾つかありましたから。

そう、この神社気になりますよねぇ。で、この暑い中行って来ました
菊池神社大鳥居前を過ぎたら旧道に入り石橋を渡り北上します。

数分走ると平野部が狭くなり左側に岩の崖が多くなります。
そしてこの滝に出会いました。落差数mですが、白糸の滝の
ミニ版みたいです。実物はとても爽やかな感じですよ。

滝を過ぎるとこの岩の羅列が目の前に。

登ってみました。あのガードレールの所がミニ滝です。

まるで岩を切り出したみたいですが、自然に崩れて来たのでしょう。

やぶみょうがの花が盛りでした。花の丈が長いみたい。

迫間川沿いに来たのに神社が見当たりません。
地図を見直して、違う道であることに気付きました。
どうやら分かれ道を見落としたみたいです。

神社に行く途中古墳を見つけました。

農道からさらに小道を行きやっと辿り着きました。

社は見えず参道はひたすら下に下っています。


降りてきた石段です。せせらぎが聞こえます。

渓流が岩盤を流れています。

流れて行く先を見たら・・

あぁ、そうだったのかぁ!と思わず納得。
滝、それもさっき見たあのミニ滝だったのです。
下から見た時は社の屋根は見えなかったのです。

産神社です。部分的に修理してありました。

創立1222年、菊池氏七代隆定の建立とされています。
ここに為朝の妻子が祀られているそうなのです。


太郎丸次郎丸三郎丸、花守姫花形姫花田姫花依姫の座神像があるそうです。
言い伝えによれば身を投げたとか。


確かに為朝は追放されて九州に来ています。豊後の国に住み、菊池氏
とも戦ったと記述があります。

九州に来て戦さをし、鎮西八郎と名のるほど強かったんですよね。
妻子は京には連れて帰らなかったのでしょうか。
何故ここ菊池で死ななければならなかったのか・・
伝承はいつも哀しい話が多いですね。

神社側から石段を見ました。

そして帰りに石段側から神社を見ましたが、社は崖っぷちに
建っているんですよ。


ここは世間と離れた異空間でした。


では。


川の両側に海津見神社と綿津見神社があるのです

七城町に海津見(わだつみ)神社があると知って興味津々、
早速行ってみました。
だって菊池は内陸部ですよ。

今月12日のブログに載せた川です。
この川下の左岸に海津見神社、右岸に綿津見神社、どちらも
わだつみ神社といいます。

こちらは七城町の神社です。

創建したのは菊池武朝です。

夜毎、川の底にキラキラと光っていたのを家来が潜って拾いあげて
見たら、二つの白い石だったとか。
昼太陽の光に当たって輝くのならわかりますが、夜ですからね。
実際は何だったのか気になりますが・・

さてこちらが右岸の綿津見神社です。

川の堤防から撮りました。立派ですよね。
でもこちら側はもう山鹿市鹿本町なんです。川が境界です。

楼門には左大臣右大臣、狛犬がありました。

石手水鉢にはしっかり菊池家の並び鷹の羽の紋が刻まれてました。

本殿の彫刻が美しくて見とれてしまいました。

細川元知事の額にもびっくりですが、拝殿の天井の龍の彫刻には
息を飲みました。
こちらには説明板が無くて詳しいことがわかりません。

堤防沿いを歩いてみました。

迫間川との合流地点です。
そしてすぐ菊池川と合流しています。

嶽の鼻の淵はこの合流地点にあったのでしょうね

でも海津見神は元々海の守り神ですよね?
ずうっと昔はここら辺は湖だったと聞いたことはあるのですが
武朝のころには川になってたはずです。
まだまだ勉強が足りませんね。

♪あ~あ~川の流れのように~♪
穏やかにゆっくりと進めましょう・・


では。