しべ桜の興味津々

第二の故郷隈府町の、菊池氏一族をただいま
勉強中です

源為朝の妻子伝説が残る神社があった!

菊池市役所に行ってガイドブックを頂きましたよ。
菊池市史を読んで気になっていた神社が幾つかありましたから。

そう、この神社気になりますよねぇ。で、この暑い中行って来ました
菊池神社大鳥居前を過ぎたら旧道に入り石橋を渡り北上します。

数分走ると平野部が狭くなり左側に岩の崖が多くなります。
そしてこの滝に出会いました。落差数mですが、白糸の滝の
ミニ版みたいです。実物はとても爽やかな感じですよ。

滝を過ぎるとこの岩の羅列が目の前に。

登ってみました。あのガードレールの所がミニ滝です。

まるで岩を切り出したみたいですが、自然に崩れて来たのでしょう。

やぶみょうがの花が盛りでした。花の丈が長いみたい。

迫間川沿いに来たのに神社が見当たりません。
地図を見直して、違う道であることに気付きました。
どうやら分かれ道を見落としたみたいです。

神社に行く途中古墳を見つけました。

農道からさらに小道を行きやっと辿り着きました。

社は見えず参道はひたすら下に下っています。


降りてきた石段です。せせらぎが聞こえます。

渓流が岩盤を流れています。

流れて行く先を見たら・・

あぁ、そうだったのかぁ!と思わず納得。
滝、それもさっき見たあのミニ滝だったのです。
下から見た時は社の屋根は見えなかったのです。

産神社です。部分的に修理してありました。

創立1222年、菊池氏七代隆定の建立とされています。
ここに為朝の妻子が祀られているそうなのです。


太郎丸次郎丸三郎丸、花守姫花形姫花田姫花依姫の座神像があるそうです。
言い伝えによれば身を投げたとか。


確かに為朝は追放されて九州に来ています。豊後の国に住み、菊池氏
とも戦ったと記述があります。

九州に来て戦さをし、鎮西八郎と名のるほど強かったんですよね。
妻子は京には連れて帰らなかったのでしょうか。
何故ここ菊池で死ななければならなかったのか・・
伝承はいつも哀しい話が多いですね。

神社側から石段を見ました。

そして帰りに石段側から神社を見ましたが、社は崖っぷちに
建っているんですよ。


ここは世間と離れた異空間でした。


では。