しべ桜の興味津々

第二の故郷隈府町の、菊池氏一族をただいま
勉強中です

菊池の菊まつりで菊の花に魅せられて・・

菊の花見なんて何年ぶりでしょうか。
今日はしっかり、じっくり、ゆっくり、そしてまったりと菊見を
して来ました。
♪~菊はバラより美しい♪~~
                本当はバラが好きです(笑) 

まだ満開ではなかったのが本当に残念です。
満開だったら、菊、菊、菊、菊づくしでせまられてどうなって
いたか・・
では、秋の花代表、菊の美しい立ち姿をたっぷりとどうぞ。

武光公もご満悦。

お馴染みの菊人形、何度も言いますが満開だったらさぞかし・・
菊池氏一族の物語は、過去のブログを読んで下さいませ。

小鳥も集まって来て・・みたいな・・

蝶々も菊から菊へ、♪止まれよ遊べ~♪~

この美しくも凛々しい菊の花、育てる方の高齢化が進み、出品数が
年々減少しているそうです。


花屋やスーパーには種類豊富で安価な菊の花が売られていますよね。
手間ひまかけて大事に育てるやり方はもう時代遅れなのでしょうか?


菊を愛でながら少し寂しくなってしまいました。


でも全国的にはまだまだ豪華な菊まつりがあるようですから
ぜひぜひ頑張って続けて欲しいと願うばかりです。


このあと、阿蘇方面に紅葉狩りに行って来ました。
その模様は次回にて。


では。



菊池御松囃子能と十月桜観て来ました

5月2日のブログで紹介していた松囃子能です。
国の重要無形民俗文化財に指定されています。

普段はこのように閉じられていますが、秋季大祭の10月13日に開かれ
能が舞われるのです。

奉納神事ですので、菊池神社から懐良親王と良成親王を象徴する
二本の金幣(御幣)がこの頓宮に移されます。横の大木は将軍木です。
道の左側、対面に能舞台があります。
ちなみにここは我が母校菊池高校の正門左ですよ。

    「勢 利 婦」
詞 
 天下泰平 国家安穏 武運長久 息災延命
 弓は袋に入れ剣は箱に納め 
 我が朝にては、延喜の帝の御代ともいいつべし
 唐土にては、堯舜の御代ともいえり
 千年丹頂の鶴 万歳緑毛の亀
 はぁ芽出度き御代にて御座候
 毎年御嘉例の松をはやし申そう

 松やにやに 小松やにやに
 松が上にこそ富やまします
 しらげ(白米)もぱらり
 ましらげ(精白米)もぱらり
 岩根が上に亀遊うだり
 やよふかりもそふよの(いかにもそうだ)
 やよふかりもそふよの(やあ、いかにもそうだ)
    (掛け声)
 やぁえいやぁ(足踏み)          
 春の色は東よりなびきおさまりぬ
 西の海唐土船の貢ぎ物かぞえ尽くさじ
 君がよわいは久方の万方雲おさまりて
 寒暑時をたがえず
 四海波静かにして風雨枝を鳴らさず
 松によれば千年の鶴が岡のやぁ
 鶴が岡のやぁ
    (掛け声)
 やぁえいゃっ(足踏み二回)
 えぇやぁ(足踏み一回)
                 (資料菊池市史)

観衆が見守る中、静々と退座します。
拍手していいものなのか戸惑うくらいです。
場をほぐすように狂言が始まります。

「仏師」、「舟船」、「貰婿」でした。
狂言はやはりお笑いの原点ですよね。風刺がきいてて。
二時間ほど古典芸能に浸りました。

菊池神社は能舞台のすぐ近くにあります。
神社の裏手の公園に十月桜が咲いているのです。

まだ、ちらほらでした。小さくて可愛い秋の桜です。

下へ降りていくと神社の真裏になり、堀沼にアヒル?が二羽。
懐良親王がおられた雲上の宮へと続いていく道だったのです。

内裏尾と呼ばれる所です。
そう言えば松囃子能は親王にご覧いただくために武光が
始めたものでしたね。


秋の桜に誘われたのはもしかして・・?


では。

夕日から明かり受け取る月の膳 (しべ桜)

今夜は中秋の名月ですね。お約束通りに愚句をひねりました。

どうしても山の端から上る月を見たくて、俵山高原(西原村)まで
行って来ました。

ちょうどコスモスが満開でしたよ。

夕日が西の金峰山に沈み、待つこと40分、

肉眼ではもう少し周りは明るい感じでしたが
見てください、山頂辺りがほんのりと光に包まれています。

十五夜だけど、満月ではないそうです。
満月は5日です。でも九州は多分曇りなので見ることができるか微妙です。

前を車が走り抜けて行きました。
いつまでも、いつまでも、見ていたい思いを引きずりながら
振り返りつつ帰りました。
まさにムーンライトに包まれながら・・

金木犀の香りに誘われるまま、庭をひと廻り・・

シュウメイギクです。

ホトトギスは色が豊富で花姿も可憐です。
葉が夏の日射しで傷んでいますがそれもまた自然体でいいですね。

一括りに野菊といいますがこれまた種類の多いこと、
でも可愛いければそれでいいですよね、野の花は。


終わりに、愚句をもうひとつ
         夏枯れの野草の夢を形見分け(しべ桜)


では。