京都五山にならった菊池五山が大変なことに・・
「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色・・」
写真の木は夏椿です。沙羅の木とも呼称されています。
夏椿が儚さを誘うから、そう呼ばれるようになったそうです。
さて、あの送り火で有名な京都五山というのはご存知ですよね。
実は菊池にもあったのです、五山が。
菊地武光公の時、懐良親王の命により置かれました。
まずは菊池氏菩提寺として、熊耳山(ゆうじざん)正観寺を
建立して、名僧大方元恢(げんかい)和尚を呼び開山します。
この僧は、父武時の探題襲撃のとき、まだ幼かった武光を寺に匿い、
無事に菊池に帰してくれた人です。
その正観寺を五山の上に格付けしました。
武光公の墓です。
同じく正観寺に眠っています
松の枝の年ふるさまも正観寺、心のたけの満つるねがひを。(賛歌)
輪足山東福寺です。
地震で倒れてました。早く修復してあげて下さい。
法の舟わたらでここに松風の、波の鼓のひびく佐保川 (賛歌)
無量山西福寺です。
もろもろの願い叶えて西福寺、このした闇を照らすなかどう
(賛歌)
この手洗山(ちょうず)南福寺はもうひどく荒れてて涙です。
菊池市出田にあり、湧水があるそうです。
いつもより甘き泉の出田村、祈るほどにぞながれ絶へせじ
(賛歌)
東西南北の寺を紹介しました。
え、一つ足りない?安心して下さい、撮ってます。
いにしえの名はたえやらぬ大琳寺、雨露のめぐみの深きあけぼの
(賛歌)
説明板を読んで頂けるとありがたいです。
どれも由緒あるお寺です。
往時を偲ぶよすがもありませんが・・
では。
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