国史跡、鞠智城は熊本県山鹿市菊鹿町米原にあります。
何と言ってもこの復元された八角形の建物が往時を偲ばせてくれて
います。
この建物は4棟の跡地が見つかっています。南北2棟が一対となり、
さらに時を超えて同じ場所にもう一対建てられたようですね。
さて復元した建物を紹介しましたが、ここは本当にお城なの?
そうです、ここは古代山城の跡地なのです。
あの八角形建物は古代山城では国内では唯一と言われています。
資料では日本が、朝鮮新羅、唐の連合軍に負けた「白村江の戦」の後に
建造され始めたとあります。
鞠智城は7世紀半ばから10世紀半ばまで文献に記録があるようです。
城の機能は防戦目的から次第に支援の武器や穀物の保管に変わって
行きました。
その300年のあいだに72棟以上の建物が建てられたそうです。
城跡の中でも高い所へ行ってみました。
上の写真の現在地灰塚からは見事なパノラマが広がります。
建物がある長者原の丘陵の足元にはご覧のように門と土塁が
設けられ容易に侵入が出来ないようになっています。
城域の南側を歩いてみましたが高低差もありさすがに一周は
無理だと諦めました。
温故創生舘で無料パンフレットを頂きました。
まだまだ調査研究は続いています。
果たして鞠智城は本当に663年以降に築かれたのか?
鞠智城周辺は古墳も多い地域です。
弥生時代にはすでに国があったのですから・・
ま、素人考えの言いたい放題ですけど。
では。